こんにちは。Harrowsプレーヤーの酒井です。
前回は「前腕」の説明と簡単なストレッチ方法をレビューさせていただきました。
今回は、シリーズ第2弾としてまして、「上腕」についての説明と簡単なストレッチ方法を現役理学療法士の田口くんに聞きながらレビューしていきたいと思います。
ご興味のある方は、前回の前腕のストレッチ方法も参考にしてくださいね。
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参考【現役理学療法士に聞く!】役立つストレッチ−前腕編−
こんにちは。Harrowsプレーヤーの酒井です。 前回の投稿で「現役理学療法士に聞く、役立つストレッチ方法」について 今回からいくつかのパーツ(部位)に分けて、皆様に役立つ情報を発信していきたいと思い ...
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【腕の疲れ改善!】理学療法士に聞く!役立つストレッチ方法〜上腕編〜
本記事については、今もなお、現役の理学療法士として日々、身体に悩みを抱える患者さんと真摯に向き合うお仕事をされている「身体プロ」にお話を聞いてレビューを書いています。
・デイサービスでの理学療法経験 3年
・整形外科クリニックでの理学療法経験 4年目
7年間の理学療法経験の豊富な知識を参考に、ダーツまたは、私生活で自身の身体の悩みについて本記事が解決の糸口になればと思います。
是非、読み進めてみてください。
こんな方に読んでほしい
・日頃の仕事で腕に疲労が溜まっていると感じる方。
・ダーツの練習後の腕のケア方法を知りたい。
・ダーツを投げた後は腕が重く、長時間の練習ができない。
上腕の働きは肘の曲げ伸ばし。
最初に、理学療法士の田口くんに、上腕の働きについて聞いてみました。
〈ここに上腕の写真を入れる〉
上腕の役割
上腕は、上腕二頭筋、上腕三頭筋からなる、肘の曲げ伸ばしに関わる筋肉がある部位です。
〈下記のお仕事をされている方は筋疲労(痛み)が出る可能性があるので要注意〉
・力仕事をしている方
・介護や家事仕事を多くされる方
・腕をよく組む方
上記に当てはまる仕事や仕草を多く取られている方は、痛み等が出る可能性があるようなので、気をつけてくださいね。
上腕の解説
・上腕二頭筋
主に、腕を曲げる時に使用する筋肉を指します。(力こぶを作る方の筋肉です)
・上腕三頭筋
主に、肘を伸ばす時に使用する筋肉を指します。(女性で言う二の腕です)
ダーツを毎日投げる方も肘の曲げ伸ばしを頻繁に行っているので、気付かぬうちに、上腕に疲れが溜まっていることが多いようです。そのほか、腕を組むなど、日常生活で行っている仕草だったりするので、ダーツ以外でもこの筋肉をよく使用していることがわかりました。
続いて、どのように感じたらストレッチが必要かを聞いて見ました。
下記チェックポイントに当てはまるか、確認をしてみてください。
① 肘を伸ばすと腕の内側が痛い。
② 物を持ち上げる時に腕が痛い。
③ 荷物を持った時に荷物が重く感じる。
上腕を酷使する仕事や、仕草を繰り返していると知らぬ間に上腕の筋肉が、硬くなって痛が出てしまうんですね。
次の章からは上腕をよく使うダーツに置き換えて話を進めて行こうと思います。
ダーツと上腕の関係性って?上腕が硬くなってしまうとやばい!?
ここまで、上腕の基本的な知識を理学療法士の田口くんに聞いて来ました。
ここからは少し話をダーツに傾けて進めて行こうと思います。
投げる、飛ばす動作を繰り返すダーツに於いても上腕の筋肉が硬くなってしまうと、以下のような問題が起こってしまうそうです。
上腕の筋肉が固くなると・・・
・スローの際に肘が伸びなくなります。
・筋肉が固まることでテイクバック時に思ったように引けなくなったりする可能性があります。
・前回、紹介をさせていただいた前腕に張りが出やすくなります。
なるほど・・・。前腕とも連動をしているということですね。
確かに、毎日の仕事だったり、ダーツで連投、連投が続いたりすると、腕をあげたり、動かす事が辛かったりしますよね。前腕も含めて、上腕と一緒にほぐしてあげることが必要ということですね!!
上腕をほぐすことで、腕全体の力感が取れる。
上腕が硬くなることでのデメリットを聞いたところで、次に、メリットを聞いて見ました。
・前腕に頼ったスローが少なくなります。(手首をむやみに使うことが減り、力感が取れる)
・テイクバック時の違和感(いつもより引きにくいなど)が軽減します。
・腕が伸ばしやすくなり、ダーツへの力の伝達がしやすくなります。
上腕をほぐすことで前腕の負担も軽減できるということですな。
また、張りが出てきた、とか、腕に重さを感じることが増えたら、前腕、上腕共にほぐしてあげるのがいいんですね!!
簡単にできる「上腕」のストレッチを公開!
それでは、腕が良く疲れている、長時間の練習ができない、ケア方法を知りたいといった方も多いと思いますので、簡単にできるストレッチ方法を聞いて、実践してみましたので、その方法、感想を記載していきたいと思います。
かんたんにできる「上腕」ストレッチ方法
①
②
③
実際にやってみた感想としては、腕の重さや怠さが軽減されたように感じます。
僕自身、日頃デスクワークで腕全体に疲れが溜まっていることが多いので、同じようなパソコン仕事の方にもとてもお勧めできますね。
実際、ストレッチをやる上で大事だと感じたことは、伸ばしている筋肉(二頭筋、三等筋)を意識すること。
簡単にできますし、寝る前や、練習前に「前腕」ストレッチと合わせて行うと、次の日の疲れが取れたり、いつもより沢山投げれるのではないかなと思います。
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参考【現役理学療法士に聞く!】役立つストレッチ−前腕編−
こんにちは。Harrowsプレーヤーの酒井です。 前回の投稿で「現役理学療法士に聞く、役立つストレッチ方法」について 今回からいくつかのパーツ(部位)に分けて、皆様に役立つ情報を発信していきたいと思い ...
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ストレッチ後に素振りや、実際にダーツを投げてみましたが、疲れが溜まっていると思う時と比べて以下のことを実感できました。
・腕全体の強張りが軽減した。
・だるさ、硬さが軽減され、腕の動きがスムーズになったと感じた。
・力が入りすぎていることがわかりやすい。
・長時間の練習が可能。
自身のスローの際、力が過度に入っていないかなどのチェックポイントとしても活用できますし、日頃どこに力が入りすぎているのか理解しやすい。投げる前に伸ばしてあげることで、いつも同じ状態に近い環境で投げられることも大きなポイントだと思います。
ダーツに役立つ「上腕」のストレッチまとめ。
以上、上腕の働きや上腕が張ることでのデメリットとストレッチを行うことでのメリットを書かせていただきました。
今回も、理学療法士の田口くんの解説にて多くのことを書かせていただきましたが、日頃から腕が疲れやすかったり、ケア方法を探している方には、ぜひ、上記で記載をしたストレッチを実践していただき、怪我なく、ストレスなくダーツを楽しんで欲しいと思います。
次回は、肩甲骨のストレッチについて書こうと思っていますので、ぜひ楽しみにお待ちください。
それでは!
K.Sakai