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【現役理学療法士に聞く!】役立つストレッチ−前腕編−

こんにちは。Harrowsプレーヤーの酒井です。

前回の投稿で「現役理学療法士に聞く、役立つストレッチ方法」について
今回からいくつかのパーツ(部位)に分けて、皆様に役立つ情報を発信していきたいと思います。

第1回目は「前腕」のストレッチについて書いて行こうと思います。

前腕が張って痛みがでる
常に力が入っているような感じがする
次の日に前腕が筋肉痛になりやすい(疲れが溜まりやすい)

などのお悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。

【現役理学療法士に聞く!】ダーツのに役立つストレッチ! ー屈筋及び伸筋とはー

ダーツを投げる際、手首を内側に捻る(返す)動作を行います。そういった動作の繰り返しで特に前腕は疲れが溜まりやすい箇所だと思います。

自分自身もほぼ毎日と言っていいほどダーツを投げていますが、前腕(屈筋)にはとても疲れが溜まります。
では、前腕とはどういった筋肉で、どういった際に使う筋肉なのかを現役理学療法士の田口くんに解説していただきました。

現役理学療法士による前腕の解説
前腕は主に2つの種類の筋肉が存在します。
1つ目は前面(掌側)についている筋肉で、この部分の筋肉を「屈筋群」と言い、屈筋の役割りは手首を曲げる(掌側に返したり)だったり、指を曲げたりすることに使われる筋肉です。
2つ目は手首の甲側についている筋肉で、この部分を「伸筋群」と言い、手首を反らす(手の甲側に反らせる)、指を伸ばすことに使われる筋肉です。

屈筋↓(手首を掌側に曲げる、指を曲げるなどの際に使われる)※掌側には屈筋がついています。

↑理学療法士田口くんの話を聞いて、確かに上の状態でグーパーを繰り返すと◯の付いている箇所が動きますね。

現役理学療法士の田口くんの前腕の解説すごく分かりやすいですね。手を動かすだけでも2つの筋肉を使っているということですね・・・♪

前腕(屈筋、伸筋)は、どんな時に使っているのか。
通常の生活であれば、パソコン作業など、よく指を動かす仕事をしている方などは前腕の筋肉をよく使っているそうです。
ダーツ、野球など手首(内側に捻る)を返したり、捻ったりする動作を繰り返すスポーツなども前腕を酷使し、前腕が過度に張ってしまう要因と言えますね。

前腕は、上記に挙げた職業や、スポーツ以外にも、知らず知らずの内にとてもよく動かす部位であることが理解できました。
張りが出たり、だるさを感じたらストレッチやクリームを使用してマッサージをして筋肉をリラックスさせてあげることが大切ですね。

★酒井が使用しているマッサージクリームについてはこちらの記事を見てみてください。
【日頃のケア方法を公開】ファイテン メタックスクリームでマッサージ。

酒井自身、ダーツを毎日投げますが、力みが出たり自分が気づかない内に前腕の屈筋が張っていることがよくあります。張りが出て来たら黄色信号ですね。

【理学療法士に聞く!】ダーツに役立つストレッチ!ー屈筋が張ることのデメリットー

次に、前腕(屈筋)が張ることでのデメリットも聞いてみました。

理学療法士に聞く前腕が張ることでのデメリット
スポーツをやっている方は要注意です。各個人が持っている自然の動きが出来にくい動きになっていきます

※筋肉が張る=筋肉が軽度にイレギュラーに収縮し続けて常に緊張している状況。緊張(ここで記載している緊張は筋肉が収縮しているという意味での緊張であるので、決して心の緊張ではありません)しているということは、意図しなくてもその筋肉の作用が働きやすくなります。
力みが出やすくなったり、それだけ身体をコントロールすることが難しくなります。

ダーツで言えば・・・。

手首が勝手に返る(力み、張りにより自分の意図しない形で)

指に引っかかる回数が増える

 

これを聞いて酒井が真っ先に思い浮かんだのは、筋肉痛の時の身体が思うように動かないことですね笑
筋肉痛ほど張りが出ることは酷くないかもしれないですが、疲労の蓄積によって思うように身体が動かないことが自分自身も良くあったと感じるので、毎日のマッサージや、定期的なストレッチは欠かせないですね。

【理学療法士に聞く!】ダーツに役立つストレッチ!ーストレッチをするメリットー

張りについてのデメリットだけ聞いていても良くないと思うので、メリットも聞いてみました。

理学療法士に聞く前腕をストレッチすることでのメリット。
上記で書いたデメリットとは逆のことが起きますが、1番のメリットは力みが取れることで体の負担が軽減されます。体の負担が軽減すれば、怪我のリスクが減ります。

ダーツで言えば、自然な腕の使い方(自然な手首の返り、指の動かし方)を体が覚えることにより、自分本来の体の使い方が自然に出来るようになり、その動きを身体が覚えれば無駄な動きが少なくなってきますのでグルーピング等がよくなることが期待できますよ。
※一人一人の身体の構造や仕事内容によって、個人の自然な動きは異なります。

 

なるほど。と僕も聞いた時思いました。理にかなっているというか。自然な身体の動きが定着すればそれだけ体の負担がなくなって、投げ方の差異も減る。無駄が省けてくるということですね。

【理学療法士に聞く!】ダーツに役立つストレッチ!ー屈筋のストレッチ方法ー

それでは、具体的にどういったストレッチをしたらいいのか。
専門知識がなかったり、何をやっていいかわからないなどの人も多いと思います。

自分でできる簡単なセルフストレッチの方法を教えていただきました。
下の画像を見ながら解説をして行きたいと思います。

ストレッチの手順!かんたん3ステップ!
1、壁や、机などに掌をつけます。

2、壁や、机に掌をつけたらそのまま、◯部分がじわっと伸びるくらいまで壁、または机に体重を乗せていきます。
※この時に過度に体重をかけすぎたり、力を入れすぎると関節を痛める恐れがあるので、気を付けて下さい。
あくまでじわっと伸びているなと感じるレベルでOK。

3、その状態で20秒から30秒止めます。
★手の甲を壁や床、逆の手で抑えるとより伸びますよ!

これだけで、だいぶ屈筋が伸びます。
練習をする前や、アップの時など張っているな、力が入っているなと思った時にも簡単にできる点がとっても良いです。

同じ要領で逆側の筋肉(伸筋)のストレッチも行うとより効果的ですよ。

実際やってみた感想

伸びますね。僕自身、試合前日や、練習前、アップ時に力が入っている、張っていると感じたタイミングで気軽にケアできる方法だと思います。

ストレッチと聞くと毎日やらなければとか、やり方が難しい、何をやっていいかわからないという方は多いと思いますが、このストレッチなら、気になったタイミングでもできるし、練習前のルーティンとしても最適ですね。

実は、個人的に1年ほど前から教えてもらって実践をしているんですが、練習前に行うことでとてもリラックスして腕が動くようになったし、何と言っても次の日の疲れの残り方が違うと感じてます。(疲れの残りが軽減した)
理学療法士の田口くんもダーツをやっているので、その点、話もわかりやすいですね。

最初のうちは、効果があまりわからなかった部分もあるのですが、次の日の疲れの残り方や、張り方を見てみるとわかりやすいと思いますよ♪

腕の張りや、疲れで悩んでいる方はぜひ、練習前の10分をストレッチに費やしてみてはいかがでしょうか。

今回は「理学療法士に聞く!ダーツに役立つストレッチ!ー前腕編ー」をお届けいたしました。
次回もお楽しみに!

K,Sakai

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